

インターネットが普及し、どんな人でも、中国から仕入れてAmazonで販売できるような時代ですが、逆に候補となる商品がありすぎて、どんな商品を販売すればいいのかが分からないという状況だと思います。
中には、最初からリサーチセンスがあって美味しい商品をすぐに見つけてしまう方もいますが、ほとんどの方はこの「宝探し的作業」でつまずきます。
残念なことに、途中で挫折していく方もいますが、コツコツ諦めずにリサーチスキルを磨いていけば、資産価値の高い商品を必ず見つけることができるようになります。
もし、あなたが長期的に継続して販売できる商品を探しているのであれば、ぜひこのページを読み込んで、商品リサーチに対するマインドセットをインストールしてください。
「お宝見っけ」「この商品はヤバイな、危ない危ない」と発注前に気付くことができるようになってください。
目次
多くの人が商品リサーチで悩んでいる理由

商品リサーチの際に、「量」より「質」を求めてしまう人が多い印象があります。
よくいただく質問で、「初心者が中国輸入をやる上で、どんなジャンルを選択したらいいのでしょうか?」というのがありますが、「最短距離で稼ぎたい!近道教えて!」という心理が見え隠れしている質問なのが分かります(笑)
もちろん、それに対する答えはありませんし、もし商品リサーチに近道があれば、全セラーがその近道を使って特定の商品に群がります。
先ほどもお伝えした通り、商品リサーチは宝探しに近いので、コツコツと1商品ずつ見ていくしか方法はありません。
プロダクトアウトではなく、マーケットインを貫く
商品リサーチ・選定の前にこれは必ず理解しておいていただきたいが、「すでに儲かっている商品を見つけて、真似て上回る」という大原則です。
つまり、「プロダクトアウト(まだない市場に、自分が作れるものを売る)」ではなく「マーケットイン(既にある市場に参入)」でなくてはいけません。
限られた資金と時間で結果を出すために、「すでに儲かっている商品を見つけて、真似て上回る」です、どこまでいってもこれは外せません。
「中国輸入ビジネスを始めようと思っています」という方とお話させていただくと、


といったような、ドキっとすることを言う方がいます。
腐る程、時間も資金も余っていて、「まぁ、趣味程度だから、気持ち売れてくれればいいよ」くらいのノリであれば、やってもらうのは一向に構いません。
でも、このブログを見ていただいている方は、「しっかりと利益を出して稼ぎたい!」という方がほとんどだと思います。
物販ビジネスにおける大原則:すでに儲かっている商品を見つけて、真似て上回る
「マーケットインじゃないとダメだよ!」というのは理解いただけたところで、見つけた商品を真似て上回れる商品にしていきます。
ネットビジネスは良くも悪くも、大体の答えはすでにネット上に出ているので、「どうすれば上回れるか」という成功のヒントが無限に落ちています。
- どんな商品が売れているのか?
- その商品を売ればいくら稼げるのか?
- 既存の商品に対して、購入者がさらに求めているものは?
などの疑問に対しての答えがすでに落ちているのに、「あえてそのヒントを無視して、新しいこと(プロダクトアウト)をやるメリットはなんなのか?」という話ですし、先ほどの大原則を忘れてしまうと、
- 徹底的な価格戦略
- 最先端のSEOノウハウ
- 数万個の商品レビュー
- 多額の広告掲載
をやったとしても、売れない可能性すらも出てきてしまい、もはやギャンブル状態です。
逆に選定基準が大筋ずれていなければ、商品カタログの魅せ方がイマイチでも、安売りしてしまえば売れちゃうこともあります。
もちろん、新しいことをやろうとしていることを批判するつもりも、社会にイノベーションを起こすこと自体にも反対はしませんが、
もしできるだけ遠回りせずに儲かる商品を見つけたいのであれば、この大原則を覚えておいて損はないと思います。
とてもシンプルな話ですが、大原則に則っているセラーは、意外にもあまり多くはありませんので、これに沿って実直にやれば、勝てる可能性は驚くほどアップします。
どう上回るかも、すでにAmazonの中に答えはある
ネットビジネスにおいては、この中国輸入×Amazon物販に関わらず、良くも悪くも真似することが簡単にできます。
そういう意味では、「上回る」という点でも、「この商品が売れているというのは分かったけど、どうすればこのライバルセラーに勝てるような商品になるのか」というのも、ほとんどのケースでAmazonが教えてくれます。
Amazonだけに限らず、他のショッピングモールもあるわけなので、すでに世に出ている商品に対して、お客さんは何を求めているのかはすぐに分かります。
また、商品レビューが驚くほど早く溜まっていっているような商品も、中国人セラーの不正レビューでなければ、その商品を販売するセラーが購入者にたいしてどのようなアプローチをしているのか、あなたが実際に購入すれば、高確率で知ることができるはずです。
「ベンチマーク商品のレビューには〇〇と買いてあるけど、私としては△△のほうがいいと思うんですよね」というようなアイデアも、根拠のないものではもちろんダメで、自己満ではなく、何度も言いますが、「真似て、上回る」が鉄則です。
少し話はそれますが、商品レビューを研究して商品に反映するという作業も、少数派の意見をバカ正直に改良点として捉えるのではなく、大多数から求められている商品改良かどうかを見極めていく必要があります。

これはある筋トレグッズの商品レビューですが、普段から筋トレをゴリゴリやっている客層向けにこの商品を豪腕用に改良するのか、っていう話です。
極端な話ですが、通常サイズの服を売っているアパレルショップで、どんな購入者層かも分からないまま、「3Lサイズの服が欲しい」と言われて、大きいサイズの店に売っているようなサイズをラインナップするようなものです。
お客さん全員の声に耳を傾けるというのはビジネスをやる上ではほぼ不可能に近いです。
Amazonでの商品リサーチに使える7つの方法
絶対に避けては通れないのが「商品リサーチ」という作業ですが、「良さそうな商品が見つかりません」というご相談は毎日のようにいただきます(笑)
ランキング100位以内の商品だけを見ていたり、日常生活の中で思いつく商品だけ見ていたり、キーワード検索であいうえお順にひたすら文字を入力して、サジェスト表示される商品だけを見ていたり。。
もちろん最初はそれでもいいかもしれませんが、Amazonには膨大な数の商品が存在しているにもかかわらず、その狭い視野で商品リサーチをするのはとてももったいないですし、限界があります。
ご自身でリサーチ・商品選定されている方のためにも、いろんな方向からAmazonでの宝探しができるようになるために、ぜひここでご紹介するリサーチ方法も覚えておいてくださいね。
1. セラーリサーチ
儲かる商品は儲かっているセラーは、他にも儲かる商品を取り扱っていることがよくあります。
ですので、興味のあるジャンルのランキングをリサーチするのもいいですが、それらの商品を取り扱っているセラーが取り扱っている他の商品を基準にリサーチしてみましょう。
各ショップが取り扱っている商品は、商品ページからそのセラーのショップ名をクリックして、以下のように「○○のストアフロント」からアクセスできます。

「大多数が見ている=それなりに勝ち抜いている競合セラーである」場合が多いので、資金や時間が余分に必要になるケースが多い。
2. 無意識に避けていた商品カテゴリにチャレンジ
気付くと無意識でいつも同じジャンルでリサーチをしている方は、意外に多い印象があります。
興味がある・好きだから、というのもありですが、時には視点を変えて違うジャンルからリサーチするべきです。
好きな商品よりも、まずは儲かる商品を、でいきましょう。
いつも同じような商品ばかり見ていると、脳も気分もマンネリ化して、それ加え商品選定が進まないとなると、かなりの悪循環に陥ってしまいます。
今までリサーチしたことのない未開ジャンルにもチャレンジしてみましょう。
3. Amazon以外のモールでのランキングをチェック
楽天などのモールでランキング上位=Amzonランキング上位というわけでは必ずしもありませんが、意外な商品がランクインしていたりと、Amazonでのリサーチアイデアを得ることができます。
日本のみならず海外のモール(アメリカのAmazonなど)も見てみると、面白い商品(これから流行りそうな商品)が見つかるかもしれません。
ただ、あまり先行者利益を求めてリサーチをすると痛い目を見るので気をつけてくださいね。
4. カテゴリと価格だけを絞ってリサーチ
正直、僕が一番オススメしているのがこの方法なのですが、各カテゴリで価格帯だけで絞ってローラー作戦でリサーチをするというやり方です。
検索するためのキーワードを考える必要もないですし、変な価値観や固定概念を取っ払って商品を一つずつチェックしていくことができます。
1. カテゴリを選択
Amazonのトップページで「すべて」からカテゴリを選択し、検索ボタンを押します。

2. 小カテゴリを選択する

3. コマンドを追加する
そのページのURLの一番最後に、
「&low-price=最低価格&high-price=最高価格」を追加します。

4. 絞り込みたい価格を設定
この「最低価格」と「最高価格」のところに、いくらからいくらまでのアイテムに絞って検索したいのかを入力します。
5,000円から8,000円の場合、「&low-price=5000&high-price=8000」と入力します。
5. 入力しそのままEnterを押す
検索をすれば、指定した価格内の商品が表示されます。
最低価格のみ、もしくは最高価格のみ、で検索する商品を限定したい場合は、
- 5,000円以上の商品で検索:&low-price=5000
- 5,000円以下の商品で検索:&high-price=5000
のように検索することができます。
6. 実際に商品リサーチをする
特に並び替えの設定は必要ないので、あとは商品を上から一つ一つローラー作戦でリサーチしていきます。
商品カテゴリによってはこのコマンドが使えない場合もあるので、悪しからず別のリサーチ方法も試してみてくださいね。
ちなみに、リサーチの度に毎回この文字列をタイピングしていたら非常に面倒くさいので、僕はパソコンの辞書に登録していて、リサーチの「り」と入力すれば、自動で入力できるように設定しています。

5. ランキング101位以下をチェック
同じくAmazonで使える文字列ですが、ランキングが表示されているページで、以下のように最後の数字を変えてあげると、101位以降のランキングもチェックすることができます。

6. セラースプライトを活用する

中国輸入ビジネスをされている方であれば、使っている方は多いと思いますが、いろんな切り口でリサーチすることができる他、販売数追跡やキーワードマイニングなどもできるため、まだ使っていなければ投資と思って、ぜひ使ってみることをオススメします。

なんて時に、気分転換としてセラースプライトは非常にオススメです…継続できないと、まずビジネスとしては成り立ちませんからね。
7. Amazon売れ筋ランキングデータ

このツールに関しては、ご存知でない方も多いかもしれませんが、とても実用的な商品リサーチのためのデータを得ることができます。
ここではAmazonが独自に収集した、各カテゴリの日間・月間ランキング1000位を公開しています。
セラーセントラルからAmazon出品大学にログイン後、『講座を選択』から一番下の『レポートとデータを活用しよう』から確認できます。
売上数、売上額、閲覧数での最新ランキングをチェックできますので、同じくローラー作戦で1商品ずつチェックしてみてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
物販ビジネスは、商品選定で成功するかしないかが9割方決まってしまうので、かなり深堀してお伝えしましたが、特に、前半でお伝えした「大原則」について、十分に理解していただけましたでしょうか?
答えはすでに出ていることがほとんどなので、あなたが新しくゼロから考える必要があることはほとんどありませんし、もしあるとすれば、既に世にある商品を真似るとして、どういう魅せ方をして上回っていくか、という部分です。
魅せ方と言ってもいろいろありますが、分かりやすい例だと、中国人セラーが多い中、「日本人のカスタマー担当者が24時間対応します」でも一種の魅せ方になるでしょう。
今までは、「面倒臭そう」とか「この商品よく分からない」という漠然とした理由でリサーチ中にスルーしてしまっていた商品も、今後はぜひ、ピックアップする基準として積極的に取り入れていただきたいと思います。
商品ピックアップの際は、気をつけたい商品を頭に入れつつ、あえて面倒臭そうなものを選んで、販売の時点で参入障壁を作れる商品を選ぶことをオススメします。
すでに儲かっている商品を見つけて、真似て上回る!
追伸
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お一人につき1回までですが、毎月10名まで無料面談を受け付けていますので、この機会をご利用ください。
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