中国輸入ビジネスを1年以上実践されている方であれば、一度は経験したことがある、中国国内の連休。
例えば春節は、日本では旧正月と呼ばれていたりしている、ただそれだけの話かもしれませんが、中国輸入を志す方にとってはそれだけでは済みません。
なぜなら、連休中は日本と同じく働いている人がいなくなるので、製造工場、代行業者、物流会社が一斉にストップしてしまいます。
月間販売数や配送にかかる日数を把握しておかないと、リードタイムが長い商品であれば3ヶ月くらい在庫を切らしてしまう、なんてこともあり得ます。
逆に、しっかり把握ができておけば、2月中に在庫を切らしてしまうセラーも多いのでチャンスになることも大いにあり得ます。
あまり気にしたことがなかった方は、ぜひ発注在庫数の把握やそれのための資金調達など、事前に準備をしていきましょう。
中国輸入ビジネスで気をつけたい、中国国内の大型連休
中国輸入ビジネスをする上で、知っておいたほうがいい連休は2つ、春節(旧正月)と国慶節で十分だと思います。
春節(旧正月)
上の動画でお分かりいただけるように、数億人規模での大移動、日本に旅行に来る中国人の方も大勢います。
インバウンド事業に関わっている日本企業は、売り上げが一気に伸びる大事な時期です。
中国の春節は太陰暦で連休を設定しているので、日本のように毎年同じ日が休みではないので、中国の祝日・休日『早見カレンダー』 をチェックして、正確な祝祭日をチェックしておいてください。
国務院からの発表によれば、2022年は1月31日(月)から2月6日(日)の1週間程度ですが、人によっては2ヶ月も休んだりする人もいるようですね、恐ろしい…。
会社自体が2ヶ月休業なんてことはないと思いますが、企業によって休業期間はまちまちです。
中国輸入ビジネスは、製造会社、代行業者、配送会社など、1社だけとやりとりして完結できるビジネスではないので、各方面と確認をしていく必要があります。
国慶節
1949年10月1日に、中華人民共和国が建国が宣言された、建国記念日です。
毎年、10月1日から7〜8日間の連休があるので、旧正月と同じく中国全土でお休みになるので、直前や直後にバタバタしなくていいように、事前に余裕を持っておきましょう。
在庫切れを起こさないために必要な発注数
さて、中国の大きな2つの連休についてお伝えしましたが、これからが本題です。
この連休中に在庫を切らさないために、どのような在庫発注をすればいいのか、ということです。
連休中には仕入れができないことはもちろん、工場は連休明けに溜まりに溜まった受注をこなしていくことから始まりますので、リードタイム1ヶ月の商品が2〜3ヶ月かかったりと、通常よりも製造や配送に日数がかかってしまうこともざらです。
また、工場では従業員が帰省から1ヶ月以上帰ってこなかったり、春節のタイミングで退職したりすることもよくあるらしく、人手不足で工場はかなりドタバタしている期間だとか…。
どうにかそんな状態でフル稼働で製造スピードを上げようとしますが、とにかく作ることを優先にしてしまうため、品質が落ちてしまうこともあるようです。
そのため、特に春節直後に発注した商品は、不良率が高くなってしまうことも多々あるようです。
もちろんすべての工場というわけでもないでしょうし、商品にもよると思いますので、余裕を持った在庫発注をしなければいけません。
春節に備えた発注の在庫目安としては、連休の約10日間と前後2週間で1.5ヶ月間は在庫補充ができないと考えておきましょう。
品質低下と納品遅延を防ぐため、極力繁忙期の発注は避けましょう。
大体、どんな商品でも製造から輸入して納品まで最短でも1ヶ月くらいはかかりますので、1月末くらいまでに、余裕を持って3月末くらいまでの在庫を納品する、という流れがシンプルで分かりやすいと思います。
在庫切れになりそうな場合の対処法
資金の兼ね合いだったり、物流の混雑が原因でどうしても旧正月前の発送に間に合わず在庫が切れてしまった場合の、可能な対処法についてです。
- 販売価格を値上げして販売数を落とす(とにかく在庫を切らさない)
- 在庫が切れてしまったら、予約注文で受注しカタログを消さない(最悪、在庫が切れてもカタログは落ちない)
Amazonでの販売において一番避けたいのは、在庫切れによる販売機会の損失はもちろんですが、検索順位がグッと下がってしまうことです。
一度SEOが下位に下がってしまうと、それを回復させるための価格戦略だったりスポンサープロダクト広告だったりとコストと時間がかなりかかってしまいます。
そのためには、とにかくカタログがAmazon上から消えてしまわないようにする、ということに全力を注ぎましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
中国輸入ビジネスをこれから始める方にとっては、「へ〜、そんなに長い連休があるんだ〜」くらいのことに感じられたかもしれませんが、実際に販売活動をすると、本当に悩ましい部分です。(笑)
お伝えしたように数ヶ月分の在庫を抱えないといけないので、あまりカツカツでやっていると精神衛生上よろしくないキャッシュフロー状態になっちゃったりします。
特に、原価の高い商品を取り扱っている方は、その点はぜひ計画的に進めることをオススメします。
- 1月末までに約2ヶ月分の在庫を納品できるように発注する
- どうしても在庫切れになりそうだったら、カタログが落ちないための対策を講じる
また発注の方法についても、再度確認をしておいてくださいね。
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