約8万円が補てんされました!FBA在庫の紛失チェックと調査依頼方法

驚愕の事実をお伝えしますが、あなたがFBA倉庫に納品している在庫は気付かないうちに紛失されている可能性があります。

なぜなら、Amazonの倉庫では膨大な数の商品が24時間365日、目まぐるしく動き続けています。

そんな商品の中には、倉庫内には存在しているけれど、どこにあるかわからない「行方不明」状態の商品も出てきてしまいます。

そこで働くスタッフの方は、毎日死に物狂いでピッキングをしているので、こちらから調査依頼をしなければ、紛失されたままになってしまいます。

この記事でお伝えする紛失チェックと調査依頼の方法で、ぜひ定期的に在庫数をチェックすることをオススメします。

記事のタイトルにもなっていますが、過去にこの方法で1回の調査依頼で約8万円分の在庫補てんを受けたことがあります…。

AmazonのFBA倉庫での在庫紛失チェックの方法

1. セラーセントラルからデータをダウンロード

レポートタブから「フルフィルメント」を選択します。
セラーセントラルのビジネスレポート

左タブから在庫タブ「表示を拡大」をクリックしたら、「在庫調整レポート」が現れます。
セラーセントラルのビジネスレポート

「ダウンロード」タブから、レポート期間で「日付」を選択します。

この作業が初めての場合は、終了を1ヶ月前、開始を1年前など、できるだけ長い期間を選択してください。

なぜ1ヶ月前を指定するかというと、直近1ヶ月以内で紛失されたものは倉庫内で発見される可能性がまだ残されているので、見つかって欲しいという願いも込めて紛失されたかもしれない期間を、少し前に設定しています。

指定できたら、CSV形式でのダウンロードをリクエストします。

セラーセントラルのビジネスレポート

2. 紛失された在庫がないかをチェックする

ダウンロードしたファイルを開くと、以下のようなデータが現れます。

セラーセントラルのビジネスレポート

このデータを「FNSKU」か「出品者SKU」で並び替えて、数量と理由の部分に着目します。

紛失されても見つかっていれば「在庫商品の配置ミス」と「在庫商品の発見」はペアになっているのですが、「在庫の配置ミス」があっても「在庫商品の発見」が無いという時があります。

それこそ、商品が紛失されている可能性がある商品です。

セラーセントラルのビジネスレポート

上記のデータの場合、

  • A商品:-1+(-1)+1+6+(-2)+(-4)+(-1)=-2
  • B商品:-1+(-1)+1+1=0
  • C商品:2+(-1)+(-1)+(-1)=-1

となっていて、A商品は2個、C商品は1個在庫が紛失している可能性がある商品です。

余談ですが、理由の列では、FBA倉庫で破損された商品は「倉庫での損傷」、購入者都合の返品で再販できない商品は「カスタマーによる損傷」と記載されます。

紛失在庫がある場合、このデータを元にテクニカルサポートへ在庫調査依頼をするので、配置ミスと発見がペアになっている商品の行は削除し、エクセルシートを保存します。

紛失された可能性ある在庫の調査依頼をしよう

先ほど行った在庫数チェックの結果、商品が紛失されている可能性があれば、このデータを元にテクニカルサポートに調査依頼をしましょう。

1. テクニカルサポートに連絡

以下のように、「Amazonから出荷(FBA)」からいずれかの項目を選びます。

どの項目を選択しても、基本的には対応してもらえるので、どれでも問題ありません。

Amazonのテクニカルサポート

2. 作成したファイルを添付し、調査を依頼する

質問の内容には以下のような内容を入力し、保存したエクセルファイルを添付、送信します。

在庫調整レポートを作成し、在庫チェックをしたところ、在庫が発見されていない商品がいくつか見受けられました。

ファイルを添付をしておりますので、調査のご対応をいただけますと幸いです。

恐れ入りますが、どうぞよろしくお願いいたします。

アマゾンのテクニカルサポート

 

添付したファイルがダウンロードしたままの状態だったりすると、テクサポの方も「何をどうすればいいの?」となってしまうので、発見されていない商品のみになっているかを確認しておいてください。

調査が開始され、倉庫で当該商品が見つからなければ、後日「FBA補てん通知」として以下のようなメールが届き、ペイメントで払い戻しが行われます。

補てん額は、Amazonが過去のデータから算出した金額になるので、若干の誤差がある場合もあるのであしからず…。

重要: FBA対象商品の1ユニットあたりの最大補てん額は675,000円です。675,000円を超える商品については、外部業者の保険利用を検討することをおすすめします。

商品の価格は時間の経過とともに変動する傾向があり、また出品者によって大きく変わる可能性があるため、Amazonでは補てん額を算出する際に複数の価格指標を比較して、商品の推定販売価格を決定します。比較する価格指標は以下のとおりです:

  • Amazonにおける出品者の現在の商品価格
  • 出品者が過去90日間にAmazonで販売した当該商品の平均価格
  • 他の出品者が現在Amazonで販売している同一商品の平均定価
  • 他の出品者が過去365日間に販売した同一商品の平均価格

上記の価格指標を用いて1ユニットあたりの推定販売価格を算出するために十分な情報が得られない場合、Amazonは同等商品の価格に基づいて推定販売価格を割り当てます。対象額を決定するために、Amazonは出品者に追加情報や書類の提出を求める場合があります。

Amazon「補てん額の算出方法」より(2021年2月10日現在)

まとめ

いかがでしたか?

中国輸入をしていると、代行業者から直接FBA納品することも多いので、普段在庫を見ないことが当たり前になってきます。

そうなると、在庫の存在を忘れがちになりますが、気付かないうちに紛失されている可能性は多いにあるので、必ず定期的に在庫をチェックして、紛失されている場合は、Amazonに補てん対応してもらってくださいね。

一つ注意していただきたいのが、Amazonから「補てんの手続きを開始しました」のメールが来ても、実際には補てんされていない場合もあるようなので、補てんされたかどうかの確認までしたほうがよさそうです。

https://twitter.com/used_oyaji/status/1272684731381866497

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