この記事では、Amazon×中国輸入物販で
「新着期間」を最大限に生かす方法についてお伝えします。
意外と知らなかったり、あまり重要視していない方が多いので、
「なんのこと?」と思ったあなたは、ぜひこれを機に意識しながら
商品カタログ作成、FBA納品を進めてください。
新着期間とは?
商品を販売開始し始めて、3〜4週間くらいの期間のことです。
(Amazonからは明確な期間は公表されていません)
以前は以下の写真のように
「新着」というマークが表示されていたのですが、
今では表示されていません。

商品でいうと、Amazonで商品検索した時に
以下のように「最新商品」で絞り込むと表示される商品です。

この新着期間がなんなのという話ですが、
この期間にとにかく販売数を上げて売りまくることで、
SEOが上がりやすくなるボーナス期間なのです。
つまり販売開始したばかりの商品ページにとっては、
マリオでいうスター状態ということになるので、
可能な限り、その機会に敵を倒せるだけ倒しておくことが大切です。
パターン①:費用○/新着期間有効活用度△
中国輸入をされている方で一番多いのがこのパターンだと思います。
中国
↓
Amazon フルフィルメントセンター(FC)
中国からAmazonの倉庫まで直送なので、
費用は安いですが、もし船便を使った場合、
通関・納品までに少なくとも10日程度はかかってしまうので、
新着期間の半分くらいは無駄にしてしまいます。
OCSなどの航空便を使うのも手ですが、
かなり送料が割高になってしまうので、
在庫切れになりそうなわけでもないタイミングで
航空便を使うのは極力避けたいですよね。
パターン②:費用△/新着期間有効活用度◎
次に、「新着期間を有効活用するためには
ある程度の国内送料は致し方ないよね」という方法です。
中国
↓
国内自社で受け取り
↓
Amazon フルフィルメントセンター(FC)
この方法であれば、配送といっても国内配送なので、
出品者が北海道、沖縄、離島などから発送しない限り、
通常であれば、中1日程度でAmazonの倉庫に到着します。
新着期間を無駄にしても2、3日程度の話です。
ただ、この納品パターンだと、
商品によっては160サイズ近い梱包箱を
かなりの箱数を発送しないといけなくなります。
元々、運送会社との運賃契約があればそこまでダメージはないですが、
これだけ物流コストが値上がりしていることを考えると、
これから物販ビジネスを始める方が、理想の運賃交渉ができるとは
なかなか考えにくいのが現状です。
パターン③:費用◎/新着期間有効活用度◎
そして、この記事でぜひ知っていただきたいのがこのパターンです。
中国
↓
Amazon フルフィルメントセンター(FC)
「え、パターン①と変わらないじゃん」と思われたでしょう。
そうです、物流ルートととしては同じです。
ただ新規の商品カタログを作る際に、少しテクニックが必要です。
心配しないでください、やることは超シンプルです。
ステップ①
通常通り、カタログ作成画面の必要な部分を入力します。
その際に、
出品情報タブの「商品の公開日」と
詳細タブの「販売開始日」を
1年後くらいの任意の日付に設定します。
1ヶ月後に商品がFCに到着するのが確実であれば、
1ヶ月後の日付でも問題ありません。
この時点で、商品カタログの編集自体は、
商品の到着に関わらず完了できます。
ステップ②
商品カタログ編集を完了したら、
納品用のFBAバーコードもプリントアウトできる状態になるので、
中国のパートナーに作業してもらい、
通常通りFBA納品を進めます。
ステップ③
商品のFBA納品が完了したら、
その日の午前0時を過ぎたあたりに、
先ほど設定した2つの日付をその日の日付に変更します。
6月1日午前0時過ぎに日付変更をするのであれば、
2020/06/01に設定します。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
この方法でトライしたところ、
生徒さんの商品で、約1ヶ月間は新着ランキングで表示されていました。
未来の日付を入力する「商品の公開日」と「販売開始日」については、
一番最初に入力した日付が有効になるので、
「納品が間に合わないから、もっと先の日付にしよう」は無効です。
なので、わざわざギリギリの日付を入力するのではなく、
1年後の日付とお伝えしたのはそのためです。
また、商品カタログを作成するまでに、
商品カタログでの魅せ方はある程度完成させておきましょう。
商品カタログに掲載する内容が決まっていない状態で、
FBA納品が完了してしまうと在庫保管手数料だけが無駄にかかってしまいます。
また、この方法で納品する場合、
中国からフルフィルメントセンターに直送なので、
本発注で量産した際の目視での検品が手元でできません。
「商品は届いたけど、半分が不良品で返品の嵐」なんてことにならないように
本発注前に少し多めの発注をしてもらうなりして、
対策を講じておきましょう。
