【ライバルセラーがやりたがらない】中国輸入ビジネスをするなら選びたい商品の特徴6選

商品リサーチの方法について、なんとなくご理解いただけたところで、商品選定で「こんな商品はむしろやりましょう!」という特徴について6つお伝えしたいと思います。

もしかしたら、「今まで考えていたことと違う!」という内容もあるかもしれませんが、新しいマインドセットとして、商品リサーチの際に参考にしていただきたいと思います。

中には例外もありますが、商品選定基準として覚えておいていただければ、少なくとも「まったく売れない」という状況は回避できます。

ビジネスはギャンブルではなく確率論の話ではないので、特に資金や時間に限りがある場合は、明確な商品の選定基準を理解してリサーチスキルを身につけることが、成功への近道だと言えるでしょう。

中国輸入ビジネスをするなら選びたい商品6選

1. 市場規模が十分にある=欲しい人が一定数いる商品

前述の大原則である「すでに儲かっている商品を見つけて、真似て上回る」を念頭に置いていただければ、この基準を外すことはほぼないでしょう。

「その商品が欲しい!」とすでに探している人がいなければ、どれだけ素晴らしい商品だったとしても売る相手もいません。

  • そもそも需要のない商品を売ろうとしていないか?
  • その商品、自己満で作っていないか?

商品を工場に発注する前に、ぜひ一度考えてみてください。

2. 商品単価が高い商品

Amazonのランキングを見ていただくと、上位で見受けられる商品は1000円以下であったり、もはや利益が出ていなそうな数百円の商品だったりします。

スマホケース、ハンドバッグや財布など、

・小資金でスタートできる
・小さくて軽い
・日常に溢れていて見つけやすい

といった大多数が見ていて出品しやすい商品は競合が増えやすいうえ、よほどのブランド力がなければ価格競争が発生しやすく結果的にジリ貧に陥りやすいため、あまりオススメできません。

そこで狙うべきが、ランキングではあまりお目にかかれない、高単価かつ販売数の少ない商品です。

販売価格が安い商品は購入数も必然的に増えますし、直近の販売数に比例して、上位にランクインするので、露出が増え、同じ市場を狙う競合セラーが増えやすい傾向にあります。

以下のような2商品の場合、月間販売個数に差があっても同じような月間利益額を見込むことができます。

  1. 10,000円で利益率60%、販売数60個/月:10,000円×60%×60=36万円
  2. 2,000円で利益率30%、販売数600個/月:2,000円×30%×600=36万円

高単価であれば1日の販売個数が少なくても目標利益額は達成できるというわけです。

3. 販売資格が必要な商品

PSEマークが必要な商品、技適マークが必要な無線機器などは販売するための資格を取得する時間や費用がかかるため、出品に対するハードルが一気にあがります。

費用がかかるので、物販のスタートアップ時点でこの類の商品を取り扱う必要はないと思いますが、ネットでの販売に慣れてきた段階で、将来的に販売商品として検討してみましょう。

そのハードルを参入障壁と捉えて市場参入することにより、ライバルの少ないシェア獲得が可能になります。

4. 専門知識が必要な商品

「一見、何の商品なのかよく分からない」というような商品を積極的にピックアップしてみてください。

上記でも取り上げたスマホケースやバッグなどの分かりやすいアイテムは、大多数の出品者が見ているため、シェアの奪い合い・価格競争に陥りがちです。

それよりも「何に使うもの?」「どうすればライバルよりもいい商品が作れるか?」と、深いレビューリサーチが必要であったり考えるプロセスが多い商品の方が、参入障壁が高くなり、結果的に長期的に売れる商品に成長させることができます。

5. 重い・かさばる商品

極端な例ですが、ダンベルや布団の販売となると、輸入送料が高い、保管場所の確保が必要となり頭を悩ませます。

副業でやっていると、大量在庫の自宅保管はなかなか困難ですし、Amazon倉庫への発送も、配送方法を工夫しなければなりません。

中国現地の代行業者にFBAラベル貼付を依頼してAmazon倉庫に直送したり、他の取り扱い商品との混載船便を利用して輸入送料を安くしたりと、少し煩雑な過程を踏むことにより、ここもライバル参入を防ぐハードルとなります。

6. 強いセラーが不在の商品

ライバルセラーの販売力がご自身のレベルとそこまで差がなければ、市場のシェアを短期間で獲得することができたり、大きくコストをかけて商品改良をせずとも、真似て上回れる可能性が高くなります。

強いセラーの基準として、以下のようなポイントを見ていただくことで、セラーレベルをざっくりとでも把握できるようになっておいてください。

A. 直近30日間の出品者評価数が多い

Amazonの出品者評価

特定の商品を長期継続的に販売しているセラーはもちろん強いですが、短期的に出品者評価を多く集めているセラーは、それだけ販売数も多いということなので、十分強いセラーとして捉えることができます。

B. 少数精鋭なのにランキング上位の商品が多数

出品数が少ない割には、ベストセラーを連発しているようなセラーは、1商品にかける情熱が尋常ではなく、それなりに作り込んでいる場合がほとんどです。

Amazonでの販売戦術・戦略に精通している可能性が高く、数少ない商品を是が非でも守りたいはずなので、参入する場合は注意が必要です。

Amazonの出品商品

C. 明らかなレビュー操作をしている

Amazonの商品レビュー

例えば、販売開始して1ヶ月しか経っていないような商品で、数百個単位で商品レビューがついていれば、ほぼ100%で不正レビューだと思ってください。

特に、商品の特性上、レビューが荒れやすい商品を扱う場合、ベンチマークセラーがレビュー操作をしている場合、それに対抗できるように商品レビューを維持できなければ、そのセラーを超えていくのはなかなか難しいでしょう。

ライバルセラーが☆4.5をキープしているなら、こちらも☆4.5をキープしていく必要がある、ということです。

  • Amazon.comの販売ノウハウを駆使している(非ベンダーセラーなのに、商品カタログに動画コンテンツを掲載しているなど)
  • 市場で一強になっている(外部流入がある、SNSで話題になっているなど)

などが挙げられます。

参入しない方が良い市場、という観点からお伝えすると、中には「ライバルセラーから嫌がらせを受けやすい市場」というのも残念ながら存在しています。

  • アパレル商品なのに「爆発した!」と言ってAmazonに通報
  • 代引きで購入し、存在しない住所に送りまくる
  • コンビニ払いで注文して保留状態にし、在庫切れにする
  • 「販売を止めろ!」といった脅迫文書を送る

などなど、例をあげればキリがありません。

ただ、現状こういった嫌がらせがない市場だとしても、今後そのような市場になってしまったり、逆に平和な市場になったりと、状況は日々刻々と変化しています。

なので、このような市場に参入しちゃっていた場合は、嫌がらせをされたら精神面でのダメージはありますが、淡々とかわして、販売者としてできることを全力でやっていくしかありません。

市場を見極める最終ポイント

市場規模や目指せる月利かどうかをチェックできたら、市場レベル(ライバルセラーの強さ)と発注コストから、自分のレベルで参入できる商品市場かどうかをチェックしよう!

まとめ

いかがでしたか?

今までの商品選定基準とは少し違っているな、と感じた方もいらっしゃるかもしれませんが、多くのセラーが「この商品やりたくないな」と思うような商品に対して、「もう少し調べてみよう」という意識を少しでも持つことで、長期的に利益の取れる商品に化ける可能性があります。

もちろん、ご自身の資金状況も考えた上での商品選定にはなりますが、お伝えしたような特性を持つ商品も、今後は視野に入れて、1商品で大きく勝ち抜ける商品を育てていきましょう。

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