【カマス理論を知っていますか?】人間は自分で自分の限界を作り出す天才

こんにちは、SHUNです。

早速ですが、あなたは「カマス理論」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

僕も最近知ったワードですが、言葉は知らずとも、
このような状況は往々にしてあり得るな、と思っています。
意外と同じようなことがあなたの身近にも起こっているかもしれませんので、
注意喚起という意味でお伝えしたいと思います。

カマス理論とは?

カマスとは一種の肉食性の魚の名前で、スーパーにも売られているような魚です。
ダイバーの方たちには、バラクーダという名前で愛されている魚です。

日テレの「世界の果てまでイッテQ!」でも、
こんな映像を見たことがある方も多いと思います。

カマスは人間を襲うこともあるような気性の荒い魚らしいのですが、
そんなカマスの習性を利用した、心理学のある実験があります。
実験はこんな内容です。

まず、カマスが泳いでいる水槽に餌となる小魚を入れます。
すると、カマスは一目散に餌に食らいつきます。

次に、その水槽に空間を仕切る透明の板を入れ、水槽を2つに分けます。
一方にはカマス、もう一方には餌となる小魚を入れます。
すると、カマスはもちろん餌を食べるために突進しますが、
見えない板に何度も体当たりして食べることができないと分かると、
小魚が目の前に来ても何の反応もせず、最終的に餓死してしまうそうです。

これは何度やっても同じような結果になるんだとか。。

アメリカの心理学者、マーティン・セリグマンさんが解き明かした、
「学習性無力感」という状態だそうです。

「偏見」とか「思い込み」という名の見えない壁

その板をはずしても、食べることができないと思い込んでいるため、
カマスは小魚を食べようとチャレンジすることすらもしない、という話です。

飼いならされているサーカスの像も
同じようなことが言えます。

小さい頃に重い鉄の鎖で繋がれて、
「絶対に逃げられない」という固定概念から、
大きくなってそれなりの力もすでにあるはずなのに、
簡単に引きちぎられるような細いロープ1本で繋がれていても、
逃げようとすることすらしない、という話です。

カマスの実験には、実は続きがあって、
透明の板を取っ払った状態で別のカマスを入れます。
もちろん、新しいカマスは小魚を当たり前のように食べます。

前からいたカマスは、それを見てハッと我に返って、
「えっ?食べれるの?(笑)」という感じで、
あらためて、小魚である餌に猛烈な勢いで食らいつくそうです。

思い込みが招いた悲劇

アメリカでこんな事故がありました。

ある港で、作業中に内側から開閉できない冷凍庫に作業員の方が閉じ込められ、
亡くなってしまったという話です。

悲しいことは亡くなってしまったことだけではなく、
「ドアの内側から叩いた跡はあったが、開けようとした跡が無かった」ということです。
というのも、この日、この冷凍庫は故障していて
内側から開くようになっていたのです。

カマスの実験もこの冷凍庫の事故も、
「食べることができない」「内側からは開けることができない」という
思い込みや偏見が招いた悲劇であると言えます。。

人間界でも同じことが起こっている(恐)

僕たちが生活している日常でも、
落ち着いて考えてみると、同じようなことが頻発している気がします。

  • うちは貧乏なんだから
  • そんなの絶対無理だよ
  • 止めといたほうがいいよ
  • 現実みなよ
  • 何をバカげたことを(笑)
  • 失敗するよ
  • あの人には追いつけない
  • 豊さは幻

良かれと思って発せられた、
小さい頃から両親に浴びせられてきたネガティブワードや、
ドリームキラーとなり得る同僚や友人などによって、
無意識のうちに、僕たちはチャレンジしてしまうことを忘れてしまうことがあります。

透明の仕切りもなければ、足かせすらも付けられていないのに、です。

誰が悪いということではなくて、
社会の昔ながらの習慣やルールなどが原因で、
「〇〇を始めよう!」と思っても、
見えない何かが通せんぼして、前に進めないという状況に陥ります。

ビジネスの場合、
その停滞が原因で、成長どころか衰退、
破滅なんてことになってしまうこともあり得ます。

需要が衰退、売り上げが低迷すると、
新しいアイデアが湧き上がってきても、言い訳やできない理由を探す天才となり、
「どうせ無理でしょ」という無気力が蔓延することになります。

餓死するカマスにならないためには?

カマスの実験では、新しいカマスを入れることで、
前からいたカマスに、再びチャレンジすることを思い出させることができました。

人間界ではどうすればいいのか?

  1. 同じように新しいカマスを入れる
  2. 自分自身が新しいカマスになる

企業であれば、新しい風を吹かせるという意味で新入社員を入れたり、
個人であれば、自分より少しだけ上をいくメンターに
引っ張ってもらったり、セミナーに参加したりというのも一つの方法かなと思います。

まとめ

いかがでしたか?

  • 限界はあなた自身が作り出すもの
  • 思い込みや偏見が、可能性に蓋をする

とても興味深い実験ですが、
「もしかして自分がカマスになって…ない?」
僕も、そうふと感じることがあります。

深呼吸して、日々の目標や夢を思い返すと、
気づかないうちに、

「いや、やっぱ無理だわ。うん、無理無理。」

と、やる前から充実感に満ちた人生にすることを、
諦めてしまっていないでしょうか。

極論ですが、この世で確実なことと言えば、
「人はいつか死ぬ」ということくらいです。

アメリカのメジャーリーグで日本人選手が今までいなかった時代に、
1964年に村上雅則さんが渡米したことによって、
その後、野茂英雄さん、イチローさん、松井秀喜さんと、
数多くの日本人メジャーリーグ選手が誕生することになります。

また陸上の世界でいうと、1998年に伊東浩司さんが100メートル10秒00を記録しましたが、
19年間記録が破られることなく、日本人にとっては「10秒の壁」と言われていました。
しかし、2017年9月に桐生祥秀さんが日本人初の9秒台を記録し、
その後、2019年5月にサニブラウン選手、同年7月に小池祐貴選手が後に続いています。

もちろん、トラックやシューズの改良など他の要素もあるかもしれませんが、
「人種って実は関係ないんじゃない?」という説が強くなってきています。
メンタル面での見えない壁というのは、
僕たちが思う以上に、かなり高い壁である、ということがうかがえます。

「いやぁ、今まで誰も達成したことがないしなぁ…」

今まで、あなたの心の奥底にあったけど蓋をし続けてきた
夢や目標などに、改めて勇気を持って光を当てるアクションを起こしてみてくださいね。
知らぬ間に、水槽に入れられた学習性無気力状態のカマスにならないようにしてください。

あなたは水槽にも入っていなければ、
仕切るための板も、あなたの目の前にはありません。
行動力が落ちた時は、ぜひこれを思い出してみてください。