

まずはこのページを見て、おおまかな流れを掴んでいただくことことで、「まずは自分で考えて自分でやってみよう!」というマインドがつくことで、ビジネスオーナーとして重要な「当事者意識」が芽生えます。
目次
【第0章】マインドセット

せどり・転売ビジネスなどに比べると、販売までにステップが多く感じられるかもしれませんが、寝ていても売れる仕組みがその先にはあります。
面倒臭いことを泥臭くできないと、一生、面倒臭いまま、そして豊かにもなれませんので、このページを見ていただくからには覚悟を決めて、毎日一歩ずつ進んでいきましょう。
上記のページでもお伝えしていますが、基本的にこのブログでお伝えしているのは、「売れている商品を見つけて、真似て上回る」というのを大原則に進めていただく必要があります。
莫大な資産と時間がある方は別ですが、今までにない新しい商品を作る必要はなく、ネットビジネスなので、良くも悪くもほぼすべてを知ることができる=パクることができる(常識と法律の範囲内で)というのを覚えておきましょう。
もちろん、知ることができる内容の中には、
- どのくらいの利益を見込めるか
- 既存商品に市場が何を求めているか
- ライバルセラーがどうやって商品レビュー対策をしているか
など、息の長い商品にするための、販売した後の戦略についても丸裸にすることができます。
このページでお伝えしているステップの順番が前後することはあるかもしれませんが、必要不可欠なものしか書いていませんので、一歩ずつ日々行動していただければ、月利が10万円でも100万円だろうと、必ず商品販売まで達成できます。
1. なぜAmazonなの?
なぜ楽天やYahoo!、自社サイトではなくAmazonかと言うと、一番大きな理由として、「集客が楽である」からです。
楽天やYahoo!の場合、ストアページや商品ページの作り込み、自社サイトであれば決済システムの構築や莫大な広告費用、顧客フォローなどが必要になってくる上に、売り上げの安定までにかなりの時間がかかります。
それに比べ、Amazonでの販売は、ショップページの作り込みは不要、必要最低限の商品ページの作り込みのみで即効性のある販売が可能で、FBA(フルフィルメント by Amazon)を利用することにより、毎日の梱包作業・カスタマーサポート業務からは解放され、商品リサーチに集中することができます。
2. 相乗り商品とオリジナル商品販売の違いとは?
転売、せどり、相乗り、簡易OEM、オリジナル商品など副業に興味がある方はなんとなく聞いたことがあると思いますが、結局何がどうで、どれがいいのか?
単純に仕入れたものを転売するよりは、あなたの独自のブランドとして販売することをオススメします。
3. OEMとは?
記事の中で「OEM」と何度も言っていますが、結局、OEMって何なの?という方のために。
もちろん、商品が見つかれば見つかるほど売上はアップしますが、1商品だけでも十分な利益が見込めますので、愛着が持てる、あなただけのオリジナル商品の販売が可能です。
【第1章】Amazonでの商品リサーチ・選定
いつもクライアントの方にはお伝えしていますが、正直なところ、このステップがこのビジネスモデルの9割くらいを占めています。
ここで間違えなければ、利益率はさておき、あなたの商品が売れずに在庫が残ることはありません。
ずばり、数少ないトップセラーとその他になるかどうかの分かれ道ですので、「良い商品」を選定できれば、あなたに長期的に富をもたらしてくれる資産になりますし、「悪い商品」を選定すれば、時間と資金だけを奪っていく負債と化します。
月間利益額500万円の市場で10%のシェアをあなたが取れれば、利益で月間50万円を生み出せます。
市場が小さくなればなるほど、いくら商品改良や商品ページにお金と時間と労力をかけても、リターンは小さくなってしまいます。
「とてもいい商品なのに売れません」という相談をいただくことがありますが、かなりの確率でその方の「自己満」で作られている商品、もしくは、元々市場がない、つまり単純に欲しい人がいないという話なので、在庫処分か叩き売るしかありません(汗)
軽くてかさ張らないスマホケースやアパレル商品、財布やカードケースなどをメインにリサーチされている場合、そのような特徴の商品は、日常に溢れていて誰もが思いつく商品であり、仕入れも比較的簡単な商品ジャンルです。
販売数が月間1個とか2個だったり、利益が100円だったりという場合も多いので、もしすでに着手されている場合は、一旦ご自身の商品を見直してみるのも良いかもしれません。
中国輸入ビジネスをするにあたり、必須ツールとしては、セラースプライトがあれば十分ですので、短い期間でサクッと商品を見つけるためにも、有料プランをぜひ使ってみることをオススメします。
【第2章】中国工場リサーチ・選定
市場規模をしっかり確認した上で、次は仕入先の工場を見つけましょう。
商品を見つけても、仕入先の工場がなかったり、利益が出る価格で仕入れができなければ、ビジネスとして成り立ちません。
原価としては、工場の掲載に特化している1688.comが一番安いことがほとんどなので、まずはそれをメインに、工場が見つからない場合のみ、他のサイトに視野を広げてみると良いでしょう。
【第3章】利益額・利益率計算・資金回収計画
1. 利益額・利益率計算
中国輸入だけに限らず、お金を運用するわけなので、なんとなくでも計画を立てていないと、思った以上にお金が足りなかったり、逆に「資金はあるけど在庫が足りない…もっと発注しておけば良かった…」なんてことになっちゃいます。
特に、利益率に関しては事細かに計算して、基準をクリアできているのかをチェックしましょう。
- 中国の工場から仕入れができるか
- 利益率が30%以上確保できるか
- 月利が30万円以上確保できるか
- 資金に対する初回発注金額の割合
2. 資金回収計画
以下は、実際に僕が販売した商品を選定した際に立てた資金回収予想ですが、4ヶ月目くらいから単月でプラスに転じて、累計では6ヶ月目くらいからプラスに転じるという予想です。
月間販売数:約1,000個
利益率:約32%
月利:約50万円
目標販売価格:3,380円

実際は多少のズレがどうしても出ますが、資金回収計画で確認すべきことは、
- 販売開始時の赤字はどのくらいなのか?
- どのタイミングで資金回収ができるのか?
- どのくらいのキャッシュが手元に残るのか?
ですので、そこが把握できていれば、初月でいくらマイナスになっても、数ヶ月以内に損益分岐点が来ることが分かっていますので、腰を据えて価格戦略や広告掲載をすることができます。
あなたが選定した商品が、販売開始から目標とする価格設定までどのようなキャッシュフローになるか、資金回収計画シートで可能な限り細かく試算してみて、可視化しておいてください。
【第4章】商品ページでの魅せ方
市場が十分で、利益率が30%以上は確保できるようであれば、その商品を販売する上で十分な商品改良点があるかどうかをチェックしましょう。
その市場に参入する上で一番重要なのが、その市場の中カテゴリや小カテゴリのベストセラー商品を徹底研究することです。
- ライバルセラーの商品カタログ
- Amazonだけでなく、他のモールを含めた商品レビュー
- ユーザー目線になって、ベンチマーク商品が売れている理由を考える
- あなたが参入した時にどのような見せ方にすれば売れるか
- 現状、満たせていない商品の市場ニーズ
1. 改良することにこだわらない
改良点についてですが、必ず何かしら改善しないといけないということはありません。
同じような品質の商品で勝負しても、商品カタログでの魅せ方次第では、十分に売れることが考えられます。
商品改良するのにも、製造側へのコストもそれなりにかかってくるので、改善にかかる労力やコストと、改善することで得られるリターンのバランスを見ながら、商品改良点を見つけていくことが必要です。
必ずしも商品改良をしないと販売できない、ということではないので、何でもかんでも商品改善する必要はありません。
僕の場合も、ライバル商品のカタログと魅せ方を変えるくらいで、商品改良という改良はほとんどやっていない商品も多数あります。
2. 荒れている商品市場は避ける
ある商品市場に限ったことですが、商品の性格上、購入者のレビューがやたらと悪い傾向にある、もしくはライバルセラーの嫌がらせが頻繁に行われているような市場は、セラー同士で利益を削り合い、最終的には共倒れするといったこともあるので、積極的に参入するのはあまりオススメしません。
3. 商品カタログで上手く魅せるために、商品知識を身に付ける
この部分はとても重要なので読み飛ばさないでいただきたいのですが、元々、転売やせどりをされていた方からすると「とにかく商品数を増やさないと!」となる方が多いと思います。
しかしながらこのビジネスモデルでは、とにかく「1商品目に全力を注いでほしい」のです。
しかも、Amazonではそのような少数精鋭で勝負しているセラーが少ないので、たくさんの商品を販売して売れるか売れないかより、絶対に売れる商品をライバルセラーより売れる商品に作り上げたほうが、断然有利に働きます。
僕も会社員時代にメーカー型番商品を仕入れて、ネットショップで小売りをしていた時代には、「それがどんな商品なのか分からない」そんな商品ばかりで、商品への愛着なんてものではありませんでした。
利益を生み出す商品①、商品②、商品③、ただその程度の思い入れのみでしたが、あなただけのオリジナル商品として販売するのであれば、それでは売れるものも売れません。
「うちの商品はここがスゴイ!」という部分をしっかりと訴求するためにも、Amazonだけでなく楽天やYahoo!など他のモールや、量販店の店頭に陳列されている商品からも研究していきましょう。
4. 絶対的2位のポジションを狙う
なんらかの原因で、ベストセラーを狙えない、もしくは狙わないほうがいいというパターンもあります。
僕の場合、不動の2位を狙いにいった商品が過去に3商品ありますが、理由としては、以下のようなことです。
・1位の商品はずば抜けて高品質
・ベストセラーの商品を真似ることで訴えられる可能性がある(利権関係)
・2位でも十分にシェアを確保できる
確かに1位を目指せば、驚くべき売上と利益を得られるかもしれませんが、それまでの広告費などのコストや労力を考えると、潔く諦めて2位のポジションを狙いに行く方が賢明といえます。
【第5章】ライバルセラーの参入を防ぐ(「参入障壁」の作り方)
1商品目が見つかったら、あまり時間をかけずに販売開始まで進めることをオススメしています。
1日も早く成功体験を積んで、上昇気流に乗っていただきたいからです。
販売直後は安い価格で販売数を上げていきますので、
商標登録をしたりパッケージを作り込んだりすることは必須ではありませんが、
余裕がある方は、以下の対策をされておくことを推奨します。
1. あなた独自のオリジナリティを商品カタログで魅せる
いわゆる、商品本体やパッケージにあなたのオリジナルブランドのロゴやタグを入れる、という対策です。
ブランドのロゴを販売する商品に付けると言っても、以下の記事で書いているような内容は注意が必要です。
2. 商標権を取得する
Amazonでの相乗り出品を防ぐために、
最終手段として「商標権を取得する」ことです。
ブランド名を決め、最終的に商標登録をするつもりであれば、
まずは特許情報プラットフォームから、
商標登録が可能かどうかを確認してみましょう。
通常、商標権の申請は「高額・煩雑・時間がかかる」という印象がありますが、
Toreruのようなサービスを使えば、かなりコストを抑えて
Web上だけであなただけのブランドを商標登録することができます。
大まかな流れとしては、【調査→出願→審査→登録】という流れになっています。
実際に、Amazonで販売開始し、他セラーに相乗りされた際には、
商標登録完了してから、Amazonへ知的財産権の侵害として通報、
相乗り排除ができるようになります。
審査中では効力が認められず知財権侵害を主張しても
Amazonに認めてもらえないこともありますので、
長く継続的にあなたのブランドとして販売していく予定であれば、
早めの商標権の登録申請をオススメします。
【第6章】サンプル発注
【第7章】本発注(ロット発注)
複数の中国工場からのサンプルを確認し、コストやロット数量のバランスなどを見て工場が決定したら、量産してもらうための本発注に入ります。
通常、工場に直接支払うというよりは、中国の現地代行業者やパートナーに依頼して支払ってもらいます。
日本の銀行口座を持っている場合が多いので、振り込みをするかPaypalを使ってクレジットカードで決済可能な場合もあります。
【第8章】商品カタログの作成
Amazonのショップへの入り口である、商品カタログの作成ですが、通常、工場での製造は数週間から1ヶ月ほどかかりますので、その間の時間を有意義に使いましょう。
商品カタログ作成の際は、徹底した顧客目線で、
- 商品を探す際のキーワードは?
- 潜在的欲求まで満たせるセールスポイントは?
- セールスポイントを直感的に理解できる商品写真とは?
などを念頭に置いて、商品ページの作成を進めましょう。
Amazonでの新着期間について
Amazonから明確な期間が公表されているわけではありませんが、Amazonでは販売開始から3〜4週間くらいは、SEO上位表示されやすいと言われています。
その期間中にどれだけ販売数を上げられるかが、その後の商品の行方を左右すると言っても過言ではありません。
【第9章】Amazonで実際に販売
ついにここまで来ました、しかしもっと重要なのはこれからです。
販売開始したら、主に以下のようなことに気をつけていきましょう。
1. ビジネスレポートでデータをチェックし、日々継続的に改善を重ねる
セッション数が少ない(商品ページがそもそもクリックされていない)
・顧客の目に触れる機会が少なすぎる(2ページ以降にしか表示されていないetc)
・SEO対策が不十分
閲覧数はありながらユニットセッション率が低い
・クリックされているけれど購入されていない
・商品画像や商品説明に問題あり
・商品レビューが0もしくは悪い→ライバルの嫌がらせ?もしくは商品自体の品質が悪い?
・中途半端な価格戦略
データの状況に応じて、商品カタログもしくは商品自体の改善をしていく必要があります。
2. スポンサープロダクト(広告)を出して、効率の良い集客をする
3. 悪いレビューを防止するため、購入者へのアフターフォロー体制を作る
レビューに関してはどのプラットフォームでも重要で、特にAmazonでは不正レビューが横行しているというのも聞いたことがあると思います。
ただ、最近ではAmazonも本格的な取り締まりをやっているので、長い目で見ると、まともにコツコツと良いレビューをため、どうやったらバッドレビューを書かれないかを考えたほうが、ビジネスとしては継続しやすいと考えています。
アカウントの閉鎖になったりしては、元も子もないので、決してレビューコミュニティに入ったりしないようにしてくださいね。
4. 在庫切れを起こさないよう、次回の発注プランを練る
Amazonでは、在庫が切れてしまうとページ自体が非掲載になると同時に、表示順位が一気に下がってしまい、在庫が戻っても販売数が落ち、ランキングやSEOに大きな影響を及ぼします。
少数精鋭で進めるオリジナル商品の販売では、余裕を持った発注を心がけましょう。
【第10章】商品の継続販売、市場撤退
少し酷な内容ですが、ビジネスですので撤退というのも可能性がゼロではありません。
- 商品の特性上、どうしても商品レビューが悪くなってしまう
- 同業他社に頻繁に嫌がらせされる
- 市場規模が変わってしまい、価格崩壊が起きた、商品自体売れなくなった
ビジネスとして労力やコストを天秤にかけながら、販売の継続か撤退するのかを見極めていきましょう。
ちなみに、「メルカリ転売やっていたけど、売れていない在庫が腐るほどある…。」といった方は、動いてない商品を持っているだけであなたのマインドも時間もスペースも浪費していくだけですので、一刻も早くヤフオクで売り切るか、処分するか、トマトランドのような業者に買い取ってもらうのも一つです。
【第11章】売上の最大化
一定の基準をクリアした商品のみを選定してAmazonで販売しているはずなので、広告以外の施策は特段必要ありませんが、「もっと伸ばしていきたい!」という場合は、以下も参考にしてみてください。
1. Amazon以外の販路で展開
ほとんどあり得ませんが、リスクヘッジとしてAmazon以外での販路を作っておくという目的以外に販売数を増やすことができます。
販売数が増えると、工場への発注数量も増え、原価交渉もしやすくなるので、長期的に販売できる商品を取り扱う中国輸入ビジネスでは、販売チャネルを増やすことをオススメします。
ただ、「Amazonで上手くいかないから、Yahoo!で売ってみようかな」というマインドセットでは、ほぼ100%の確率でYahoo!でも上手くいかないため、まずはAmazonでの販売を完璧にマスターしましょう。
2. 外部での販促活動
広告に頼らず、自社商品のファンを作りながらブランディングができるという意味では、一つのマーケティング施策として最適です。
商品によっては、TwitterやInstagramなど、刺さりやすいユーザー層が異なってくるので、集客媒体としては見極める必要がありますし、情報発信の一環ですので、コツコツと認知度を上げていくことになりますが、メーカーとしての活動として、長期的に構築していくことで、ジワジワドカンな効果が得られます。
最近はYouTubeやブロガーさんにお願いするパターンもあると思いますが、SNSのようにタイムラインに流れてきて見られて買われる、といった即効性はないのですが、YouTubeやブログなどは過去の投稿や記事も閲覧されやすいので、長い目で見ると、やってみる価値は十分にあります。
【第12章】資金調達
これから中国輸入ビジネスを始めるという方で、すでに資金が潤沢にあるという方は多くないと思います。
上手く軌道に乗ったクライアントさんの傾向としては、ここで大きく違いがでるのですが、資金がなければ作る、それでも足りなければ借りる、という実践的アクションを起こせています。
もし「お金がないから諦める」という考え方であれば、「どうにかしてお金を作る」という思考に切り替え、スピード感を持って行動していただきたいと思います。
【番外編】
僕が普段ビジネスをする上で、気をつけていることです、今まで意識をしたことがない方は、ぜひ参考に実践してみてください。
あなたの今までを作ったのも、これからを作るものも、全てはあなたの習慣です。
思考も、言葉も、行動も、人間関係も、全てはあなたの習慣が作り出しています。

追伸
今年よりクライアントさんだけでなく、メルマガ読者さんからのご相談も受け付けています。
お一人につき1回までですが、毎月10名まで無料面談を受け付けていますので、この機会をご利用ください。
- 行動するのが不安
- どうやってビジネスを進めていいのか分からない
- 最初の一歩が踏み出せない
- リサーチがあっているのか分からない
- 販売してみたけど、売れない
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