中国輸入ビジネスにおける関税・消費税について詳しく解説

中国輸入における関税・消費税

この記事では、中国輸入をする上では絶対に避けられない、関税についてお伝えします。

多分ですが、「関税ってなんなん?」っていう方がほとんどだと思いますので、この記事を読み終える頃には、関税についてはある程度理解していただきたいと思っています。

輸入する数量が増えてくると、関税額も10万円単位で請求がくることもよくありますので、経費の一部して考えておかないと、痛い目を見ちゃいます。

関税についてのみならず、利益率の算出などどんぶり勘定になっている方は、必ず以下の記事を熟読してください。

関税がかかる理由

日本の国内産業が海外の安い製品によって衰退化しないよう守るための仕組みです。

土地が膨大にある国で野菜を作れば、送料含めても日本で作るより仕入れが安くなっちゃいます。

そうなると、国内で作られたものが売れなくなってしまうので、そうならないために、海外から輸入されるものには税金がかけられるのです。

例えばですが、スーパーで買うことができるアメリカやオーストラリア産の牛肉はとても安いイメージですが、関税が含まれているので実際はもっと安いということになります。

関税率の種類

関税には簡易関税率実行関税率という、2種類の計算方法があります。

個人輸入と商用輸入

簡易関税率:課税対象額(海外の小売価格×60%)×関税率

実行関税率:課税対象額(卸売価格+送料+保険+その他経費)×関税率

 

「個人輸入ってなんなの?」という話ですが、明確な定義はないらしいのですが、税関のページには以下のように記されています。

  1. 輸入者自身が購入したい品物を直接、外国の通信販売会社、小売店、メーカーなどに注文して、そこから直接購入する方法
  2. 輸入代行業者に注文して、その代行業者を通じて輸入する方法

税関「個人輸入とは(カスタムスアンサー)」より

自分用やプレゼント用として輸入するのであれば個人輸入(簡易関税率)になりますが、それ以外は基本的に商用輸入(実行関税率)になります。

簡易税率

簡易税率の詳細については、財務省の総額20万円以下の貨物の簡易税率についてのページをご覧ください。

課税価格が20万円以下の個人輸入の場合は、商品価格の60%が課税対象になり、課税対象額が1万円以下であれば関税は免除されます。(例外あり)

つまり、約16,666円以下の商品を個人用として輸入すれば、1万円以下になり非課税です。

簡易税率の場合、区分が7つくらいしかありませんので、税率を見つけるのも簡単です。

実行関税率

最新の実行関税率表については輸入統計品目表(実行関税率表)をチェックしていただきたいのですが、区分が100近くあります。

中国輸入ビジネスにおいて、サンプルとして数個だけ輸入する場合は簡易税率が適用されますが、本発注で同じ商品を数百個単位で仕入れて、「これ個人輸入やで」と言って、個人用として認めてもらうのは、常識的に考えてほぼ不可能です(笑)

ですので、Amazonで販売するための商品を仕入れる場合は、ほぼ100%で実行関税率が適用されます。

関税の支払い方法とタイミング

これは、どのような輸入方法を選択したかにより、異なってきますが、

  • 振込用紙が送られてくる
  • 請求書が送られてきて銀行振込をする
  • 到着時に運送会社のドライバーさんに代引きで支払う

が主な支払いパターンです。

中国輸入での関税あるある

1. 関税の存在を忘れていて、利益が出ない

特にこの中国輸入ビジネスに関しては、幾度となく、利益率の計算は出来るだけ細かく、とお伝えしています。

かなり口を酸っぱくして言っているので、このブログを読んでいただいている方で、これから販売開始をする予定の方は、おそらく大丈夫かと思いますが、関税・消費税は商品原価の一部として予想利益を計算するようにしましょう。

2. 関税が高すぎて払えない

中国輸入OEM商品の仕入れをする場合、通常、数量も数百個から数千個という数を発注します。

そのため、関税・正税もそれなりに高額になるため、あまりにもカツカツな状態で仕入れをすると、払うお金がないということになってしまいます。

特に気をつけたいのが靴ですが、関税率30%もしくは4,300円/足のうちいずれか高い税率が適用されるので、よく利益計算をした上で輸入をしないと大ゴケしちゃいます。

3. アンダーバリューは絶対ダメ

聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれませんが「輸入金額の過少申告」のことです。

例えば50万円の商品を5万円と申告することで、単純に、支払うべき税金が10分の一になります。

しかし、このアンダーバリューは、貿易における不正取引であり、脱税として刑事罰対象となりますので、絶対にしないようにしましょう。

もちろん、あなたが輸入者として商品金額を安く書くよう指示するのはもってのほかですが、代行業者が安易な判断で安く申告してしまっている場合、あなたは気付かないうちに脱税を犯してしまします。

アンダーバリューをしてしまった場合、犯罪なのでそれなりのペナルティがあり、税関でのブラックリストに載せられてしまいます。

正しい金額の関税・消費税に加え、延滞税など、最悪の場合、捕まってしまいますので、長くビジネスをやっていくためにも、堅実な代行業者の選択をオススメします。

関税については専門家に相談

もし、関税について分からないことがあれば、JETROもしくは税関に問い合わせてみましょう。

メールで素材情報などと併せて商品写真を送ることで、実際にどのような商品なのかを確認してもらえるので、関税率などもスムーズに教えてもらうことができます。

まとめ

いかがでしたか?

一度商品として仕入れをしてしまえば、その商品の正確な関税率が分かると思いますが、発注前の利益率計算の段階では、何度もお伝えしていますが、「いくら儲けることができるのか」を可能な限り細かく計算してみてくださいね。

  1. 関税は仕入れ費用の一部として利益計算しよう
  2. サンプルは簡易税率、本発注は実行関税率で計算
  3. アンダーバリューは絶対にやめよう
  4. 気になる点は、税関かJETROに相談しよう

詳しい利益の計算については、以下のページでも解説していますので、チェックしておいてくださいね。

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